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2007年11月20日

新型 サーブ9-3 東京モーターショー展示車より

サーブとして初めて挑んだ「高級ミッドサイズワゴン」が「9-3 スポーツエステート」。
 小さめのリアウインドーは大きく傾斜しており、ラゲッジスペースの確保に四苦八苦していたこれまでのステーションワゴンとは一味違ったスタイリングになった。クーペモデルに近い設計のため、Cd値は0.33とクラストップレベル。不透明のフロストレンズに包まれたリアランプも、全体の印象を引き締めている。

 従来の「9-3」と同様、絞り込んだようなコンパクトなボディーにスポーティーなパワーユニットを組み込んだ。エンジンはいずれもターボエンジン。エントリーグレード「Linear」、クルーズコントロールなどの機能を搭載した「Arc」では2リットル直4エンジンを、スポーツシャーシなどを装備した「Vector」では、209馬力を発生するエンジンを、最高グレードとなる「Aero」では、GMとして初のV6ターボとなるDOHCエンジンを採用した。

 サーブは、1937年にスウェーデンの軍用機製造者として創立し、第2次世界大戦後の1949年に最初の自動車が生産に移される。サーブ 92と名づけられたその第一号は、FFで、空力スタイルが特長だった。そして、10年後に最初のエステートであるサーブ 95が発売された。

 今回、サーブ 9-3の試乗会にあわせて来日したプロダクトマネージャーのアンドレア・アンダーソン氏によれば、スウェーデンでは常にエステートがセダンを上回る販売台数を記録しているという。短い夏を惜しむ北欧の人々にとって、荷物を満載してサマーハウスに出かけるといった用途が、クルマに求められるからだそうだ。もう一台のスウェーデン車ボルボも日本でエステートが人気なのは、そうしたステーションワゴンづくりの長い伝統が、実用性に優れた魅力を放つからだろう。

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投稿者 shift : 2007年11月20日 20:56 | ID:247

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